宇宙探査ニュースに出てくる英単語を3つずつ紹介していく、【宇宙探査「○○」に関する英単語3選!!!】シリーズ。
今回は宇宙探査「Rocket Lab今年2回目のElectron打ち上げ」に関するニュースの英単語です。
昨今宇宙探査の進歩は目覚ましいものがあり、日々宇宙に関するニュースから目が離せません。
最新の宇宙探査の情報は英語での記事はとても豊富ですし、最新の情報が揃っています。
宇宙探査に関する英単語を覚えて、最新の情報をいち早くゲットしましょう。

こんにちは!チュウです。
ロケット・ラボのエレクトロンがニュージーランドの発射台から打ち上げられ、衛星を低軌道に展開したんだ。

こんにちは!ルナです。
ミッション名が”Fasten Your Space Belts”なんて面白いわね。
飛行機での”Fasten Your Seat Belts”のもじりよね。

ロケット・ラボはミッション名にユニークなネーミングをするんだ。

「今から宇宙へ飛び立ちます」って感じで、ワクワク感があるわ。
今回は、そんな宇宙探査ニュースからの次の3つの英単語よ。
- deploy
- capability
- constellation
宇宙英単語①:deploy

投入する(軌道へ)

元々は軍事用語で「部隊を展開する」とか「武器を配置する」って形で使われていたようだよ。

なるほど、そこから「衛星を軌道に投入する」ってときも使うのね。
・例文
Electron deployed the satellite into a circular orbit 292 miles above Earth.
・翻訳
エレクトロンは地球上空292マイルの円軌道に衛星を投入した。
・他の単語
circular =[形]円の
アメリカに本社のあるロケット・ラボ(Rocket Lab)が、ニュージーランドのマヒアにある第1発射施設から2月19日午後12時17分(現地時間)に小型ロケット・エレクトロン(Electron)を打ち上げました。
打ち上げから55.5分後に、地球上空470kmの円軌道へ衛星の投入を無事成功させました。
今年1回目の打ち上げから10日間という短い期間での打ち上げを可能としました。
そして、今回はエレクトロンの60機目となる節目の打ち上げでもありました。
宇宙英単語②:capability

能力

“capability” は宇宙開発ではよく出る単語よね。

そうだね。「能力」「機能」「性能」を意味して、技術やビジネス、軍事などの分野で幅広く使われるね。
・例文
The satellite features 35 cm high-resolution imaging to enhance geospatial intelligence capabilities.
・翻訳
この衛星は、地理空間情報能力を強化するために35cmの高解像度画像撮影機能を備えています。
・他の単語
resolution =[名]解像度
enhance =[動]強化する
geospatial =[形]地理空間の
ペイロードはブラックスカイ社(Blacksky)の初の「第三世代」の最新衛星が搭載されていました。
35cmの高解像画像を備えた衛星で、地球空間情報機能を強化・最適化できるようになり、顧客への質の高いサービスを提供する大きな前進となったようです。
“Fasten Your Space Belts”と名付けられたこのミッションは、ロケット・ラボがブラックスカイ社とのパートナーシップで2019年から始まったものの一つで、9回目のミッションだったようです。
地球空間情報・・・空間上の地点や区域を示す情報と、それに関連付けられる情報。位置情報、地形環境データ、人間活動データ。
宇宙英単語③:constellation

衛星群、コンステレーション

「星座」の意味もあるわよね。

そうだね。複数の衛星を宇宙空間に配備連携させるシステムだから、星座に例えてこの単語を使っているんだろうね。

スターリンクはその代表よね。

日本語でも「コンステレーション」って言葉で使われるようになってきているね。
・例文
Electron is a trusted and reliable constellation builder for companies like BlackSky.
・翻訳
エレクトロンは、ブラックスカイのような企業にとって信頼でき安定した衛星群構築手段です。
・他の単語
trusted =[形]信頼できる
reliable =[形]確かな、信頼性のある、頼りにできる
今回の成功で、ロケット・ラボは210基の衛星を打ち上げたことになるようです。
ブラックスカイ社のような衛星群の展開を目指す業者に対し、信頼のおけるプロバイダーとの証明です。
既に40位の受注があり、2025年は22~25回の打ち上げを目指す忙しい年となりそうです。
更なるブラックスカイの衛星群の打ち上げ、バージニア州の第2発射施設からのミッション、更に、同社の再利用可能な中型ロケット「ニュートロン」の打ち上げが待っています。
衛星群、コンステレーション・・・複数の人工衛星を地球の周回軌道上に配置し、連携させて運用するシステムです。高頻度で広範囲のデータを取得でき、冗長性がある特徴があります。最近では小型衛星を大量に配備させたものが主流となってきています。

宇宙探査「Rocket Lab今年2回目のElectron打ち上げ」に関するetc
Rocket Labについて
日本語:ロケット・ラボ
設立:2006年6月(ニュージーランド)
創設者:ピター・ベック(Peter Beck)
本社:米国カリフォルニア州ロングビーチ(Long Beach, California, U.S.)
製品:エレクトロンロケット、ラザフォードエンジン、アルキメデスエンジン、ニュートロンロケット(開発中)
射場(USA):中部大西洋地域宇宙基地第2発射場(MARS LC-2)
射場(NZ):マヒア第1・第2発射施設(Māhia, LC-1A & 1B)
<2025/02>
Electron Rocketについて
日本語:エレクトロン
機能:小型衛星打ち上げロケット
製造者:ロケット・ラボ
製造国:ニュージーランド、アメリカ
打ち上げ費用:約750万ドル
サイズ:18m×Φ1.2m
重量:13t
段数:2-3(Farst stage/Second stage/Kick stage)
ペイロード(低軌道):320kg
First Stageについて
サイズ:12.1 m × Φ1.2 m
搭載:ラザフォード(Rutherford)× 9基
推進剤:精製ケロシン配合物/液体酸素(RP-1/LOX)
最大推力:224.3 kN
比推力:311 s
Second Stageについて
サイズ:2.4 m × Φ1.2 m
搭載:ラザフォード(Rutherford)× 1基
推進剤:精製ケロシン配合物/液体酸素(RP-1/LOX)
最大推力:25.8 kN
比推力:343 s
Kick stageについて
搭載:ハイパーキュリー(HyperCurie)× 1基
推進剤:グリーンハイパーゴリック推進剤(電動ポンプ使用)
推力:0.4 kN
比推力:310 s
<2025/02>
まとめ
英語 | 宇宙関連の意味 | その他の意味 |
---|---|---|
deploy | 投入する | 展開する、配置する |
capability | 能力 | |
constellation | 衛星群(コンステレーション) | 星座 |

