宇宙探査ニュースに出てくる英単語を3つずつ紹介していく、【宇宙探査「○○」に関する英単語3選!!!】シリーズ。
今回は宇宙探査「木星の月へ向かうEuropa Cliper、火星に接近」に関するニュースの英単語です。
昨今宇宙探査の進歩は目覚ましいものがあり、日々宇宙に関するニュースから目が離せません。
最新の宇宙探査の情報は英語での記事はとても豊富ですし、最新の情報が揃っています。
宇宙探査に関する英単語を覚えて、最新の情報をいち早くゲットしましょう。

こんにちは!チュウです。
探査機のEuropa Clipperは今木星の氷に覆われた衛星Europaへ向かって旅を続けているんだ。

こんにちは!ルナです。
2024年10月にファルコンヘビーで打ち上げられて順調な旅をしてたのよね。

そして、火星でフライバイを無事終えたようだよ。

Europaに生命が生息できるのかが明らかになるのが楽しみね。
今回は、そんな宇宙探査ニュースからの次の3つの英単語よ。
- maneuver
- flyby
- trajectory
宇宙英単語①:maneuver

操作

語源は、ラテン語 “manu paginare” からきているようです。
“manu” は「手」、 “paginare”は「ページをめくる」

取り扱い説明書をみている感じね。
・例文
This maneuver is designed to position spacecraft for a critical phase in its 2.9-billion-kilometer trek to the Jupiter system.
・翻訳
この操作は、木星系への29億キロの旅の重要な段階へ宇宙船を配置するよう設計されています。
・他の単語
design =[動]設計する
critical =[形]重要な
system =[名]系
3月2日(日本時間)、エウロパ・クリッパー(Europa clipper)は火星のフライバイを無事終えました。
打ち上げ後、順調な飛行状態の確認ができたのち火星へ向かう指令を送ました。その後1月と2月に追加の操作を行い火星フライバイを目指していました。
NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory)の予定では、日本時間の2:57に火星にもっとも近づくことになっていました。
秒速24.5kmで火星上空を滑空して、最大884kmまで近づきます。その間、火星の重力を利用して速度を秒速22.5kmまで落とし進路を曲げ、次の進路へ向けます。
宇宙英単語②:flyby

フライバイ

宇宙船が天体の近くを通り過ぎることよね。

そうだね。
他にも、飛行機が目的物の上空を高速で通過する場合も使われるよ。

航空ショーで戦闘機が上空を通過するときフライバイって言った気がするわ。
・例文
This flyby provides the mission team an opportunity to test two onboard scientific instruments.
・翻訳
フライバイはミッションチームが2つの搭載化学機器をテストする機会を与えられます。
・他の単語
opportunity =[名]機会
onboard =[形]搭載する
instrument =[名]機器
フライバイの間の2つのテストをする予定です。
1つ目は、熱画像装置(thermal image)の電源をいれ、火星の多彩画像を撮影することです。
2つ目は、火星に最接近したとき宇宙船のレーダー機器が計画通り動作するかのテストです。
太陽電池パネルを広げているエウロパ・クリッパーはバスケットコートほどの長さになる巨大な宇宙船です。そのレーダーアンテナも巨大で地球上ではテストができませんでした。
フライバイ(Flyby)・・・
宇宙船や衛星が惑星や衛星の近くを通過すること。観測が目的。
スイングバイ(Swingby)・・・
天体の重力を使って加減速、軌道変更をすること。
宇宙英単語③:trajectory

軌道

“orbit” も「軌道」よね。

“orbit” は周回する軌道だね。
“trajectory” は目標に向かう軌道。道のりだね。
・例文
That flyby will position the spacecraft for a straightforward trajectory the rest of the way to its destination.
・翻訳
フライバイは宇宙船は目的地までの残りの道のりを真っ直ぐな軌道へ配置されます。
・他の単語
straightforward =[形]真っ直ぐ
destination =[名]目的地
次の進路は「地球」です。
地球でのフライバイは2026年12月を予定しています。
このフライバイで、木星にむけ真っ直ぐな軌道へと加速することになります。
そして、木星系への到着は2030年の4月になります。

宇宙探査「木星の月へ向かうEuropa Cliper、火星に接近」に関するetc
NASA Jet Propulsion Laboratoryについて
日本語:ジェット推進研究所
設立:1936年10月31日
NASAへの移管:1958年12月
所在:4800 Oak Grove Dr, Pasadena, CA
運営:カリフォルニア工科大学
<2025/03>
まとめ
英語 | 宇宙関連の意味 | その他の意味 |
---|---|---|
maneuver | 操作 | 機動作戦 |
flyby | フライバイ | 低空飛行 |
trajectory | 軌道 | 軌跡 |
