宇宙探査ニュースに出てくる英単語を3つずつ紹介していく、【宇宙探査「○○」に関する英単語3選!!!】シリーズ。
今回は宇宙探査「20年で最も明るい G3 ATLAS彗星が再来」に関するニュースの英単語です。
昨今宇宙探査の進歩は目覚ましいものがあり、日々宇宙に関するニュースから目が離せません。
最新の宇宙探査の情報は英語での記事はとても豊富ですし、最新の情報が揃っています。
宇宙探査に関する英単語を覚えて、最新の情報をいち早くゲットしましょう。

こんにちは!チュウです。
アトラス彗星が太陽に最も近い地点を通過したね。

こんにちは!ルナです。
アトラス彗星といえば去年の10月も来なかった?

それとは別の彗星で、この前のは「紫金山・アトラス彗星」で、
今回のものは「C/2024 G3 アトラス彗星」っていう別の彗星だよ。

アトラス彗星っていっぱいあるのね。
今回は、そんな宇宙探査ニュースからの次の3つの英単語よ。
- comet
- perihelion
- hemisphere
宇宙英単語①:comet

彗星

comet の語源はギリシャ語の「komētēs(コメーテス)」に由来しているんだ。
これは、「長い髪のある」という意味の形容詞なんだ。

なるほど。
昔の人は彗星を見てその尾を髪の毛に例えたんだね。
・例文
The comet was first sighted on April 5 of last year by the Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System (ATLAS) survey.
・翻訳
この彗星は小惑星地球衝突最終警報システム調査によって初めて発見されました。
・他の単語
sight =[動]観測する
alert =[名]警報
C/2024 G3 アトラス彗星は、昨年4月5日にチリにある0.5メートル反射望遠鏡で撮影された画像の中で、小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)調査によって初めて発見されました。
発見当時、地球から6億5500万km離れており、極めて暗い等級で光っていました。地球から木星までの平均距離が約6億kmです。
初期計算ではこの彗星はオールトの雲からやってきた新しい彗星であると示唆されていました。オールトの雲とは、太陽系を取り囲む氷や岩石などの小さな天体が集まった巨大な雲のような領域で、太陽から16兆km離れたところにあります。
しかし、軌道を精査すると、この彗星は実際には過去に1回は太陽に接近しており、軌道周期が16万年という古い彗星であることが判明しました。次回接近するのは60万年後との情報もあります。
小惑星地球衝突最終警報システム(Asteroid Terrestrial-impadct Last Alert System)(ATLAS)
地球近傍小天体地球にを衝突する前に検出するロボット掃天観測および早期警告システム。
ハワイ大学天文研究所がNASAの資金提供を受けて開発・運営しています。
計4台の望遠鏡で運営されており、2台がハワイ諸島、もう2台が南アフリカとチリに設置されており北半球と南半球をカバーしています。
宇宙英単語②:perihelion

近日点

ギリシャ語由来の言葉で、”peri”は「周囲」、”helion”は「太陽」が組み合わされた言葉だね。

“perihelion” が太陽に最も近い場所なら、遠い場合は?

“aphelio” だよ。
・例文
The comet is expected to reach perihelion on Jan. 13 at 10:17 Universal Time (UT).
・翻訳
彗星は協定世界時の1月13日の10時17分に近日点に到達すると予測されています。
・他の単語
Universal Time =[名]協定世界時
G3アトラス彗星は2025年1月13日に太陽に最も近づく「近日点」に到達しました。
太陽からわずか1340万キロの距離です。これは太陽系で最も近い水星のの距離の4分の1になります。それにも関わらずこの彗星は崩壊せず生き延びました。
明るさは最大で-3.4等級に達しました。これは金星に匹敵する明るさです。2024年の紫金山・アトラス彗星が0.4等級だったのではるかに超える明るさになっています。
宇宙英単語③:hemisphere

半球

“hemisphere” の “sphere” は「球」よね

その通り!
じゃ、”hemi” はわかる?

「半分」ってことかしら。

その通り!
“hemi” はギリシア語由来の単語だよ。
・例文
The predicted path of G3 ATLAS has only favored those in the Southern Hemisphere.
・翻訳
G3アトラスの予測進路は、南半球でのみ有利です。
・他の単語
predict =[動]予測する
favored =[形]有利にする、恵まれた
観測は北半球、南半球どちらでも可能です。ただ南半球の方が有利な条件です。
北半球では早朝と夕方太陽が上がる直前と下りた直後に観測できます。ただ、この彗星は非常に太陽に近い位置にあるので非常に限られた時間帯でのみ観測できます。
非常に明るくなったので昼間でも撮影に成功したとの情報もあります。
近日点通過後急激に暗くなっていますが1月20日ごろまで観測が可能なようです。肉眼では難しそうなので双眼鏡などを用意して観測してください。
宇宙探査「20年で最も明るい G3 ATLAS彗星が到来」に関するetc
C/2024 G3 ATLAS彗星について
発見日:2024年4月5日
発見者:ATLAS-CHL
発見場所:Rio Hurtado
分類:長周期彗星、サングレーザー
軌道:楕円軌道
近日点通過日:2025年1月13日
近日点距離:約1399万 km
周期:18万年、60万年
まとめ
英語 | 宇宙関連の意味 | その他の意味 |
---|---|---|
comet | 彗星 | |
perihelion | 近日点 | |
hemisphere | 半球(惑星) | 半球(脳) |