宇宙探査ニュースに出てくる英単語を3つずつ紹介していく、【宇宙探査「○○」に関する英単語3選!!!】シリーズ。
今回は宇宙探査「Crew-9の2名がSLC-40からISSに向け打上げ」に関するニュースの英単語です。
昨今宇宙探査の進歩は目覚ましいものがあり、日々宇宙に関するニュースから目が離せません。
最新の宇宙探査の情報は英語での記事はとても豊富ですし、最新の情報が揃っています。
宇宙探査に関する英単語を覚えて、最新の情報をいち早くゲットしましょう。
こんにちは!チュウです。
SpaceXのISSへの9回目の有人打ち上げが行われたね。
こんにちは!ルナです。
通常は4人が搭乗するけど今回は2人だけだったのよね。
そう、先にテストフライでISSに行ったStarlinerがトラブルのため乗組員2名がISSに残されたままなんだ。その彼らを地球に帰還させるためにシートを二つ空けたんだ。
ISSへ行けなくなった2人は残念だけど、Starlinerの2人はこれで安心ね。
今回は、そんな宇宙探査ニュースからの次の3つの英単語よ。
- complex
- gravity
- docking
宇宙英単語①:complex
(複合、総合)施設
形容詞だと「複雑な」「複合的な」となっていろんなものが入り組んだ状態だね。
日本語でコンプレックスと言うと「劣等感」的なネガティブ意味があるわね。
実際の英語だと「complicated」がネガティブな意味をもつね。
「inferiority complex」とすれば「劣等感」になるよ。
「complex」はいろんな感情や思考が入り組んで複雑な状態の感情ってことで必ずしもネガティブではないのね。
・例文
Crew-9 was the first-ever astronaut launch from Space Launch Complex-40 at Florida’s Cape Canaveral Space Force Station.
・翻訳
クルー9はフロリダ州のケープ・カナベラル宇宙軍基地第40発射施設からの史上初の宇宙飛行士の打ち上げでした。
・他の単語
first-ever =[形]史上初の
station=[名]基地、ある目的のため特殊装置と人員を備えた施設
ケープ・カナベラル宇宙軍基地の第40発射施設(SLC-40)は今回が初めての行われる有人打ち上げ施設でした。
今まで、NASAが1965年から2005年4月までタイタン打ち上げロケットなどに利用し、その後スペースXが利用するまでさまざまな打ち上げが行われてきましたが全て無人でした。
また、スペースXが今まで15回行った有人打ち上げは、全てケネディー宇宙センター(Kennedy Space Center)からでした。
スペースXとNASAは約2年を費やしてSLC-40を有人打ち上げ用に改修してきました。
宇宙英単語②:gravity
重力
「重力」「引力」って意味が一般的よね。
他にも「重大さ」とか「真面目」って意味もあるんだ。
・例文
‘Aurora’ the baby falcon plush toy took flight again as SpaceX Crew-9 zero-g [gravity] indicator.
・翻訳
赤ちゃんハヤブサのぬいぐるみの「オーロラ」がスペースXクルー9の無重力インジケーターとして再び飛びました。
・他の単語
falcon =[名]ハヤブサ
plush =[名]ぬいぐるみ
クルードラゴン「フリーダム」には「オーロラ」と名付けられた赤ちゃんハヤブサのぬいぐるみも乗せられていました。
これは、微小重力に達したことを視覚的に確認できる「無重力インジケーター」としての重要な役割があります。
このオーロラはマルチフライヤーで過去2回ロシアのソユーズに搭乗していて今回初めてクルードラゴンに乗りました。船長のニック・ヘイグ(Nick Hague)とも3回共に宇宙船に搭乗し、2回目の時はロケットの故障で宇宙には行けませんでした。
船内でヘイグ氏は嬉しそうにオーロラが搭乗していることを紹介していましたね。
無重力インジケーター・・・微小重力に達したことを視覚的に確認できるように宇宙船に乗せられるマスコットのこと。
今まで搭乗したマスコットは、赤ちゃんハヤブサ、スヌーピー、アインシュタイン、ベビーヨーダ、マネキン(Rosie the Rocketeer)、ひつじのショーン、地球儀、スパンコールの恐竜などです。
宇宙英単語③:docking
ドッキング
“dock” は「船着き場」って意味だね。
“docking”はもともとは「船着き場に入る」って意味ね。
「結合」って意味にもなるね。
・例文
Docking to the forward-facing port of the station’s Harmony module is expected at 5:30 PM EDT on Sept. 29.
・翻訳
ステーションのハーモニーモジュールの前方ポートへのドッキングは9月29日の東部夏時間午後5:30に予定されています。
・他の単語
forward-facing =[形]前向きの
module =[名]モジュール(交換可能なひとまとまりになった物)
2人を乗せたクルードラゴン「フリーダム」は打ち上げ後、およそ一日かけて軌道上のISSとランデブーをして、東部夏時間5時30分にISSへドッキングしました。
5ヶ月後の2025年2月にスターライナーで既にISS行っているブッチ・ウィルモア(Butch Wilmore)とスニ・ウィリアムズ(Suni Williams )を乗せて4人で地球に帰還する予定です。
この帰還は太平洋への着水を予定していて、クルードラゴンでは初めての試みとなります。
今までは東海岸でしたが、再突入の際に燃え尽きるはずのトランクモジュールが燃え尽きず地上に落下した事故が起き、これを避ける目的で目標を変更しました。
宇宙探査「Crew-9の2名がSLC-40からISSに向け打上げ」に関するetc
Crew-9について
ミッション:ISS乗員輸送
オペレーター:スペースX(SpaceX)
宇宙船:クルー・ドラゴン「フリーダム」(Crew Dragon ‘Freedom’)
クルー:ニック・ヘイグ(Nick Hague)、アレクサンドル・ゴルブノフ(Aleksandr Gorbunov)
打ち上げロケット:ファルコン9ブロック5
打ち上げ場所:ケープ・カナベラル宇宙軍基地SLC-40(Cape Canaveral Space Force Station, Space Launch Complex 40)
打ち上げ日時:2024年9月28日 1:17 pm EDT
ドッキング日時:2024年9月29日 7:30 pm EDT
ケープ・カナベラル宇宙軍基地(Cape Canaveral Space Force Station)について
オーナー:アメリカ国防省(Department of Defense)
オペレーター:アメリカ宇宙軍(United States Space Force)
設立:1949年
場所:米国フロリダ州ケープ・カナベラル(Cape Canaveral, Florida, United States)
広さ:1,325 acres (5 km2)
まとめ
英語 | 宇宙関連の意味 | その他の意味 |
---|---|---|
complex | (複合、総合)施設 | 複雑な、複合的な |
gravity | 重力 | 重大さ、真面目 |
docking | ドッキング | 船着き場に入る |